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小島記者の記事(BSE関連)

 今日の毎日新聞の「記者の眼」に小島記者のこんな記事が載っていました。



記者の目:BSE全頭検査は税金の無駄=小島正美

(略)

 特に若い牛だと発見できる可能性がゼロに近いため、厚生労働省は2年前「20カ月以下の牛は検査対象から外す」とした。しかし、自治体から全頭検査の継続要望が強く出され、結局、検査費用に補助金を出し、全頭検査が続いている。

 感染牛が計100万頭以上も発生した西欧諸国でさえ、全頭検査は実施していない。検査をしても感染牛の一部しか見つからないからだ。

 これに対し、日本では当時の農林水産相らが「全頭検査は世界一厳しい検査だ。これで安全」と説明したため、国民は「全頭検査で安全が確保される」と信じてしまった。



 なんか日本国民はみんなバカみたいですが、残念ながらこのあたりが実情です。

 続いて必要な対策についても書いています。



 では、何が安全性の対策かといえば、主に危険部位の除去と飼料規制だ。日本の食肉処理場でも危険部位を除去しているが、気がかりなのがピッシングと危険部位の舌扁桃だ。

 ピッシングは牛が暴れないよう頭部にワイヤ状の器具を差し込み、脳組織を破壊する作業だ。もし感染牛にワイヤを差し込むと異常プリオンが血液に流れ、肉を汚染する可能性があるため、欧米では絶対禁止となっているが、日本ではいまだに半分近い処理場が実施している。

 舌の奥にある扁桃は、欧米では切除法を決めて大幅に切除しているが、牛舌を食べる習慣のある日本では統一した切除法がなく、どこまできっちりと除去されているかは不明だ。危険部位の背骨とその神経組織も食肉処理場の外まで流通しているが、どこでどう廃棄されているかの実態報告はない。こういう肝心な点の議論がおろそかにされてきたのは、全頭検査への過信があったからだ。



 要するに日本の屠殺現場はいろいろと問題が多いということです。だから結果としてアメリカは「BSEが管理されている」と認定されましたが、日本はそこまでの評価を得ていません。

 評価の低い方(日本)が高い方(アメリカ)に文句をつけているというたいへん奇妙な構図になっています。

 アメリカとの2国間では、カネを出して買っている日本の方が立場が強いので、なんとか交渉は成り立っていますが、多国間の交渉になったら相手にされないでしょうね。

 来年から、とりあえず20カ月以下については検査しないという方針が国から出されています。しかし自治体レベルでは反抗が続いています。道理が通らない国だなあ、という印象を強くしてしまう「事件」です。

2007年10月02日 | 食べ物 | why


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